【LOOK like 〜】で『〜ように見える』、

       これって正しいの?(第1部)

 

たか:Lesson 8のPart 2もう習った?

ゆう:Lesson 8のPart 2って、動物園で動物がどうのってとこかな。あれだったら

   たしか 先週習ったと思うけど、それがどうしたん?

たか:そこにさ

   ・They look funny to the visitors.

   っていう文があったんだけど、何でこの文の訳が

   ・彼ら(動物たち)は動物園に来た人たちに、おかしく見える。

   になるん?

ゆう:ちょっと待ってよ。たしかそこのところの話って、動物園に来た人たちが動物たちを

   馬鹿にして笑っているのが、感じ悪いっていうところだよね。

たか:うん。でさ、さっきの訳に『見える』ってあったやんか。【LOOK】のあたりを

   『見る』じゃなくて『〜に見える』って訳すのが、どうも分からないんだ。

ゆう:なるほどね。【LOOK】で『見る』と今まで習ってきたのに、今度は【look】のあたり

   を『〜に見える』と訳しているわけか。

   じゃどうやって、この【LOOK】が『見る』じゃなくて『〜見える』って

   分かったのか?ってことが知りたいんだよね。

たか:そういうことになるのかな?とにかく俺の話もう少し聞いてよ。たしかどこかで

   ・He looks like a happy man.『彼は幸せな人そうに見える』

   みたいな文があったんだ。

    でねその時にたしか

   ・【look like 〜】=『〜のように見える』

   と習ったんだ。

ゆう:【look like 〜】で『〜のように見える』ね、言われてみれば確かそんなふうに

   習ったことあるね。

たか:でさ、さっきの教科書の文だと【like】が無いのに『〜ように見える』みたいな

   訳になってるやんか。なんか変だと思わない?

ゆう:待ってよ。たかの言ったこと整理するね。つまり前に【look like 〜】で

  『〜のように見える』と習った。でも教科書の

   ・They look funny to the visitors.

   という文には、【like】という単語が入っていない。それなのにこの文の訳では

  【look】が【〜ように見える】になっている。そこが気にいらなんだよね。

たか:うん、そういうことになるのかな。

ゆう:なるほどね。たかの言うようになんか変だね。

たか:だろ。なんか変だろ。

ゆう:でもさ、さっきの教科書の文を『〜ように見える』と訳すのは正しいと思うんだ。

   あそこでもし『見る』って訳したら、前後の話がつながらなくなるし。だから教科書の

   訳そのものには何の問題もないと思うんだ。

たか:ということは問題はどこか他の所にあるってわけ?

ゆう:そう考えるのが妥当だと思う。

たか:でも前に【look like 〜】で『〜のように見える』って習ってるわけだし、

   でもさっきの文には【like】が無いわけだし、やっぱり教科書の訳なんか気に入らない

   わけだし。

ゆう:あっそうか。分かった。問題がどこにあるのか分かった。

たか:えっ、分かったの。どこに問題があるの?

ゆう:たかがいった【look like 〜】で『〜のように見える』という所に問題がある

   だよ。熟語かなんだか知らないけど、この訳し方を正しいとしたから話が見えなく

   なったんだ。

たか:待ってよ。一人で先に進まんといてくれる。もっと分かるように言ってよ?

ゆう:つまり俺が言いたいのは、

   【look like 〜】で『〜のように見える』

   じゃなくて

   【look】だけで『〜のように見える』

   とすれば話がずいぶん変わってくるってことさ。

たか:それってつまり、【like】なんか無くても『〜ように見える』と訳せるって

   こと?

ゆう:うん、そう。

たか:でも〜、【He looks like a happy man.】って言うわけだし、それって

   変じゃない?

ゆう:じゃその文と教科書の文を比べてみて差を見つければ、なんとかなるかもよ。

   ・He looks like a happy man.

   ・They look funny to the visitors.

たか:でも比べるって言っても、共通に使っている単語が【look】しかないから、差が

   ありすぎるよ。

ゆう:そりゃそうなんだけど。

    でもちょっと待って。俺さ英語の質問があると大学生の森先輩に聞きに行くんだ

   けど。あの先輩はやたら【品詞】とかにこだわって英語を考えるんだよね。だから

  【品詞】にこだわって考えてみたらどうかな。

たか:じゃそうする。まずどっちの文でも【look】という【動詞】の前に【he】とか

  【they】という【代名詞】があるからここには差がない。じゃ今度は【look】の後ろ

  を見ると、初めの文ではすぐ後ろに【like】っている【前置詞】あってから、次に

  【a happy man】というかたまりがあって、このかたまりの中心は【man】という

  名詞だから、【a happy man】も【名詞】ということになるでしょ。

ゆう:それに対して、2番目の文だと【look】の後ろが【funny】っていう【形容詞】が

   来てるわけだから・・・

たか:あっなるほど。分かった。【名詞】と【形容詞】のちがいってわけか。

ゆう:どういうこと?

たか:質問した俺が先に分かっちゃってなんだけど、ようするに

   『〜ように見える』の『〜』の所が【名詞】だったら

       【前置詞:like】付きの【look like】になって

   『〜ように見える』の『〜』の所が【形容詞】みたいなものだったら

       【前置詞:like】無しの【look】になる

   ということだと思う。

ゆう:なるほどね。

   ・【a happy man】みたいな【名詞】が【look】に付く時はこの二つの間に

     接着剤みたいに【前置詞:like】が割り込んできて、

    【look like a happy man】になり

   ・【funny】みたいな【形容詞】が【look】に付くときは、

     いきなり【funny】が【look】に付いて

    【look funny】になる

   ということか。

たか:だから僕みたいに【like】があったら『〜ように見える』で、【like】が無いときは

   【look】を『見る』みたいに考えてると、【they look funny】みたいな文が上手く

   訳せなくなるんだ。

ゆう:つまり【like】を目印にしてたからややこしいことになったんだ。

たか:そういうことになるのかな。でもさ、【look like 〜】で『〜のように見える』

   なんて習わなければ、こんな問題点は最初から出なかったとも言えるんじゃ

   ない。

ゆう:まあ、そうとも言えるね・・・

   うん?なんかおかしくない。

たか:何がおかしいの?

ゆう:だってさ、そうなると【look】という単語1つに『見える』と『見る』っていう

   二つの訳があることになるだろ、じゃどうやって見分けるわけ?さっきだったら

   【like】を目印にしてたけど、今度からは【like】を目印にできなくなるんだから。

たか:そうか。今までは【like】を目印に使えたけど、今度からは使えないんだ。でも何か

   目印が無いと『見える』か『見る』かの区別ができないよね。だとすると今度からは

   何を目印に【look】が『見える』か『見る』かを区別するのか?

   っていう問題点が出てくるわけだ。

 

<第2部に続く>